一般負傷で緊急搬送される高齢者の約8割が自宅で負傷
65歳以上の高齢者が救急搬送される割合を事故種別にみると、「急病」の69.2%に次ぎ「一般負傷」が18.5%と多くを占めています(東京消防庁「平成22年版 火災と日常生活事故のデータからみる高齢者の実態(平成21年中)」より)
なかでも「一般負傷」の原因の8割以上が「転倒」や「転落・滑落」などで、事故の半数以上が自宅で起こっているという実態があります。
高齢者の転倒・転落監視システムの有用性について研究
これらの実態を背景に、フィリップス・レスピロニクス合同会社(以下、フィリップス)と京都府立医科大学は、高齢者の転倒・転落監視システム「フィリップス緊急通報サービス」の有用性について共同研究を開始。研究は、6月から8月までに順次開始され、約1年間かかけて検証します。
研究参加者は主に、京都府亀岡市在住のひとり暮らしの高齢者約100人で、研究では、参加者の転倒事故や急病などの緊急事態を24時間365日監視し、記録。ITを用いた高齢者の転倒・転落監視システムの有用性について研究結果をまとめます。
※「フィリップス緊急通報サービス」とは、フィリップス独自の技術により開発されたペンダントが、転倒や転落などを検知して、サポートセンターなどに自動で通報するシステムです。
編集部 つつみ さえこ

「高齢者の転倒・転落を検知、自動で通報する「フィリップス緊急通報サービス」の効果を検証」フィリップス・レスピロニクス合同会社
http://www.newscenter.philips.com/jp_ja/standard/「フィリップス緊急通報サービス」株式会社 フィリップス エレクトロニクス ジャパン
http://www.hmservice.philips.co.jp/