在宅医療連携グループの設立
石川県加賀市で、7月28日、医師や看護師、介護職員などで構成される在宅医療連携グループの活動が始まった。
今後は在宅医療に随時対応し、住み慣れた地域で誰もが安心した生活が送れるような体制を検討していくという。
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キックオフミーティングで決意新たに
同日、市文化会館ではキックオフミーティングが開かれ、加賀市の医師会、歯科医師会、介護サービス事業者協議会、県薬剤師会加賀支部、病院関係者ら70名ほどが参加した。
このミーティングでは、意見交換がおこなわれ、「現在の介護サポートは充実しているものの、在宅医療が十分に受けられるのか不安な人が多い」という意見や、「在宅医療24時間体制を実現するためには、各事業者の役割分担が求められる」といった意見があり、今後の活動に向けて課題が出されたようだ。
県内での取り組みと、今後の体制
加賀市では、在宅医療への対応が整っておらず、医師や介護関係者に頼っている現状があるという。
石川県では、金沢市、小松市、能美市などで在宅医療連携拠点が形成されており、白山市の公立つるぎ病院を中心にした白山麓・鶴来在宅医療連携協議会でも、医師同士のカルテの共有化により、かかりつけ医不在時でも適切な処理ができるような取り組みがおこなわれている。
加賀市でも今後は、医療と介護の連携強化をめざし、24時間365日患者の相談を受けられるようにしていきたいという。まずは、2016年4月の統合新病院開院をめざし、地域包括ケア体制を構築していくようだ。

加賀市ホームページ
http://www.city.kaga.ishikawa.jp/白山市 公立つるぎ病院
http://www.tsurugihp.jp/zaitaku/index.html