季節柄生ものに注意
福岡県の発表によると、平成24年7月7日、粕屋保健福祉事務所管内の医療機関から腸管出血性大腸菌感染症(O157)の届出があった。
感染者は糟屋郡在住、67歳男性。6月30日に腹痛を訴え、7月2日医療機関を訪れ即日入院した。検査の結果、腸管出血性大腸菌(O157.VT1+・VT2+)と判明した。7月8日現在感染者は入院中であるが、症状は快方に向かっている。なお、原因は調査中。
【腸管出血性大腸菌感染症患者・感染者の届出状況】
(福岡県報道発表資料より)
引き続き粕屋保健福祉事務所が患者およびび家族に対し、健康調査、疫学調査を実施している。県は昨年と今年の7月8日現在の「腸管出血性大腸菌感染症患者・感染者の届出状況(北九州市・福岡市・大牟田市・久留米市を除く)」 を発表した、発生ぺースはほほ同じである。
また県は同時に以下のような注意を喚起した(詳細は県報道発表資料参照)。
「感染症予防の基本は手洗い。トイレの後や調理時、食事前は石けんと流水で十分に手を洗う」「75℃1分以上の加熱で菌は死滅するとされているので、中心部まで十分に加熱」「調理した食品は速やかに食べましょう」「レバーなどを生で食べることは控え、また、乳幼児や高齢者に加熱不十分な食肉(牛タタキなど)を食べさせないようにする」「二次汚染の防止を徹底する」。

福岡県報道発表資料
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/f17/kansen120708.html