実話を元にした希望の物語
認知症をもつ父と、その娘がアルゼンチンタンゴを通じて家族の絆を確認していく、実際のエピソードを基にした映画『「わたし」の人生(みち) 我が命のタンゴ』が8月11日(土)から公開されます。監督は精神科医でもある和田秀樹。父親役を橋爪功、その娘を秋吉久美子が演じます。
認知症に効く「タンゴセラピー」
タンゴの複雑なステップを覚えることは認知症によいとされ、タンゴの本場アルゼンチンの病院から始まった「タンゴセラピー」は今では多くの国で広まっています。
映画.comニュースの報道によると、和田監督は和田監督は「劇中に出てくるタンゴは心を開くきっかけであり、それによってずっと一人でいるのではなく、誰かと触れ合ったり意識を外に向けることがいつまでも若々しくいられるんだと思います」とダンスがもたらす効果について説明しているそうです。
あらすじ
主婦の百合子(秋吉久美子)が長年の夢である大学教授への道を歩み始めようとしていたある日、百合子の父で元大学教授の修治郎が痴漢容疑で警察に保護されます。
父の異変を心配し、病院へ連れて行った百合子が聞かされたのは修治郎が認知症を患っているという事実。病気の進行や介護の問題を前に家族は離れ離れになっていきますが、そんなとき修治郎は認知症「家族の会」で出会った患者たちとともにアルゼンチンタンゴを習い始めます。

「わたし」の人生(みち) 我が命のタンゴ 公式ホームページ
http://www.watashinomichi.com/index.htmlダンスが老化予防に効果!? 介護施設でダンスリハビリイベント開催(映画.comニュース)
http://eiga.com/news/20120719/7/