データ送信機能付きの血圧計で高齢者見守り
福島県南相馬市でデータ送信機能付きの血圧計を使い、高血圧を抱える高齢者を見守るプロジェクトの試験運用が始まりました。
一人暮らしや仮設住宅のお年寄りの見守りと健康管理
今回の試験運用には市内に住む高血圧の高齢者から50名が参加し、毎日朝と晩の2回、送信される測定データを市立総合病院の医師がチェックすることになっています。河北新報の報道によると、このプロジェクトは福島第1原発事故後に増えた高齢者の一人暮らしや仮設住宅に入居する人の見守りと健康管理を兼ねており、データに異常が認められたり、3日間測定が行われなかったりすると本人とかかりつけ医に連絡が入る仕組みになっているそうです。プロジェクトは今のところ半年間を予定しており、結果によって対象者を広げるかなどを検討することになっているそうです。
プロジェクトは17日から開始され、この日市内では血圧計の進呈式が行われたそうです。河北新報によると、参加者の一人の木幡喜一さん(82)は
「震災後血圧が上がった。1人暮らしなので、安心できる」
と話していたそうです。

血圧計使い高齢者見守り 測定データ、病院へ送信 南相馬市(河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120918t61006.htm福島県南相馬市
http://www.city.minamisoma.lg.jp/