ダイヤモンド工具メーカーによる初めての介護用品は
介護用の爪やすりが東広島市のダイヤモンド工具メーカー、呉英製作所から発売されます。ダイヤモンド工具メーカーが介護用品を開発したきっかけは、社長の母の意外な言葉でした。
開発のきっかけは母の一言
中国新聞の報道によると、同社初の介護用品となる爪やすり「ネルファW」の開発のきっかけとなったのは、同社の小谷典臣社長が、82歳の母が「爪切りを使うのがおっくうになった」と言うのを聞いたことだそうです。同商品はダイヤモンド工具メーカーならではの技術を応用し、やすり部分にダイヤの粒を並べて厚くなった爪を削りやすくしてあります。また全体を長めにしたことで、足の爪を削る際に腰をあまり曲げなくても済むということです。同商品は長さ16・2センチ、幅1・6センチ、厚さ1・4センチ。1本5670円で9月末に発売予定です。
同社では高齢者の他に介護士や家族からの需要もあると見て、初年度は1000本の販売を目指しているそうです。中国新聞の報道によると、小谷社長は
「機能性とデザインを磨き、一般の市場で受け入れられる努力を続けたい」
と話しているそうです。

高齢者用爪やすりで介護参入(中国新聞)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201209170001.html株式会社呉英製作所
http://www.goei-dia.co.jp/index.html