タッチ機能で簡単に入力
沖縄県内の介護・医療施設向けにiPadやiPod touchなどの多機能型端末を活用した「介護記録システム・ゆいまーる」が10月1日から発売されました。システム開発のシステム・ビット沖縄支社(本社・東京都)が開発したこのシステムを使うと、職員が普段手書きで作成している帳票類をタッチ機能を使って記録することができ、事務作業の簡略化につながるそうです。
事務作業の負担を減らして新たなサービスも可能に
沖縄タイムスの報道によると、「介護記録システム・ゆいまーる」を導入すると、介護士や看護師らはiPadやiPod touchなどの端末にダウンロードしたアプリからその日の介護記録などを入力できます。複数の利用者の記録を一括して入力することができるので事務作業の負担軽減になるほか、管理者が全体の業務内容を一覧で把握するのに役立ちます。また各職員が入力した項目をそのまま紙に印刷することもできるので、施設利用者の家族へその日の介護記録を手渡すといった新たなサービスも可能になるそうです。
「ゆいまーる」はネット上で無償で公開されているオープンソースを使って開発したため、導入費は一般的な介護システムの3分の1程度の55万円からだそうです。沖縄タイムスによれば、まずは同社の沖縄支社と代理店契約を結んだアールシーエス(豊見城市)の2社で販売を開始し、いずれ東京や大阪でも展開する予定だそうです。

記録作業を効率化 介護・医療で新システム(沖縄タイムス)
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-26_39477看護介護記録ゆいまーるマニュアル(株式会社システム・ビット)
http://www.systembit.co.jp/okinawa/yuima-ru/kaigo_pk.html