新たなサービスに向けて
ケーブルテレビ利用の高齢者にとって、セットトップボックス(以下、STB)のリモコン操作が難しいと言われていた。そこで、高齢者に簡単でシンプルな操作が行えるタブレット用アプリを提供し、高齢者のICT利用を促進するため、タブレットが有効かどうか検証する。
株式会社遠野テレビ(以下、遠野テレビ)と富士通ネットワークソリューションズ株式会社(以下、FNETS)は、高齢者のICT活用を支援する新たなサービスの実証実験を行うと発表した。
10月13~14日に行われている「遠野市産業まつり」でデモ展示を行っているが、2012年冬にトライアルユーザーを対象に実証実験を行う予定。
(遠野テレビとFNETS/共同プレスリリースより)
実証実験の概要
実験で検証する主な項目は「高齢者のタブレット端末利用の可能性」「タブレット用STBリモコンアプリの検証」。
(1) 実験期間
・遠野市産業まつりでのデモ展示:2012年10月13~14日
・加入者向けトライアル:2012年12月~2013年3月(予定)
(2) 実験規模(予定)
対象世帯:20世帯程度
(遠野テレビとFNETS/共同プレスリリースより引用)
サービス内容は、1.高齢者向けタブレット教室の開催(遠野テレビにて実施)。2.高齢者向けタブレット用アプリの提供(高齢者を意識した簡単でシンプルなSTBリモコンアプリの提供)がある。
遠野テレビは、実証実験の結果を踏まえ、2013年度からのサービス展開を検討する。
FNETSは、同実証実験で得られた結果をフィードバックし、地域課題解決に向けたサービスの実用化を推進していく。

遠野市産業まつり
http://www.city.tono.iwate.jp/events/index.cfm富士通ネットワークソリューションズプレスリリース
http://jp.fujitsu.com/group/fnets/topics/2012/1011.html