スロープ付きで車いすのまま乗り降り可能に
高齢化が急速に進む中、各自動車メーカーから車いすのまま乗り込めるようにスロープが付いた車両が販売されているようです。
折り畳み式スロープで乗り降りラクに
clicccar.com(クリッカー)の報道によると、例えばダイハツ工業の「タント スローパー」では基本的な構造はそのまま、ラゲッジルームの後部に折り畳み式スロープをつけることで車いすのまま乗り降りできるようにしています。また車内には車いす用のシートベルトも用意されているそうです。さらに後部座席は折り畳み式となっており、車いすが乗っていないときは4名が乗車できるようになっています。しかも、車いす乗車時に足下の広さが必要なときは座席を取り外すこともできます。
車いすや介護者の安全確保もしっかり
他メーカーでは、日産自動車の「セレナ チェアキャブスロープタイプ」が車いす2名分の乗車にも対応しているほか、スズキの軽ワンボックスカー「エブリィ」でもスロープと車いす搭載装置付き車両を設定することができます。この車両では折り畳み式スロープとリモコン操作できる電動巻き上げ式ベルトを使い、車いすのまま乗り込むことが可能です。後部座席には介助者用の補助席が備え付けられています。
鉄道やバスなどの公共交通機関でもリフトやスロープなどを使って車いすのまま利用できる設備が増えていますが、自家用車でもバリアフリー化が進んでいるようです。

1億総介護時代に向けて、知っておきたい介護車両【スロープ付き車編】(clicccar.com)
http://clicccar.com/2012/10/07/200337ダイハツ工業株式会社
http://www.daihatsu.co.jp/スズキ株式会社
http://www.suzuki.co.jp/日産自動車株式会社
http://www.nissan.co.jp/