富士通マーケティングがITで支援
医療法人幸晴会(以下、幸晴会)は、12月1日より株式会社富士通マーケティング(以下、FJM)の提供するシステムを活用し、大阪府八尾市で初の「定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス」を提供する。
同サービスは、2012年4月の介護保険制度改正で始まった地域密着型の新サービス。ヘルパーや看護師が利用者宅を1日に数回定期訪問しつつ、24時間体制で緊急時に駆けつけるのが特長。
(医療法人幸晴会/株式会社富士通マーケティングニュースリリースより)
幸晴会は、同サービスの提供で、利用者が必要なときに適切な介護・看護サービスを受けられ、住み慣れた地域で家族と一緒に安心して在宅生活が送れるよう支援していく。
FJMは、富士通の介護事業者支援システム「HOPE/WINCARE-ES」に富士通テレコムネットワークスのヘルプコールシステムを組み合わせて構築し、幸晴会の同サービスの提供をITで支援している。
幸晴会では、地域包括ケアシステムの実現に向けて、利用者サービスのさらなる向上と、地域の重要な社会資源としての貢献を目指し、同サービスを12月1日より提供する。当初は登録数30名、平均介護度3.0を目標とする。
「定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス」について
【サービスの特長】
幸晴会は、本サービス提供に当たり必要な事業を全て実施しているため利用者へのきめ細かい対応が可能である。
スタッフとして、専任常勤職員3名、非常勤職員3~5名(3交代制)に加え、日中は「中谷クリニックヘルパーセンター」、夜間は「夜間対応 安心コール中谷」のスタッフが介護とオペレータ業務を兼務。訪問介護サービスは法人内の訪問看護部所属の看護師が兼務で行う。
夜間のみの利用が必要な利用者向けに、現行の夜間対応型介護サービスも継続して提供する。
【サービスの内容】
訓練を受けた専属の看護師や介護福祉士が、24時間365日電話対応する「電話対応サービス」。スタッフが決まった曜日、時間帯に利用者宅を定期巡回、おむつ交換などの介護、介助を実施する「定期巡回サービス」。利用者からコールセンターへの緊急連絡には24時間365日体制で訪問対応する「随時訪問対応サービス」がある。
システムの概要
登録されている(「HOPE/WINCARE-ES」に)利用者情報がヘルプコールシステムにデータ連携されているため、訪問者の選出や指示などの業務が迅速に行える。
またスタッフがヘルプコールシステムに入力した、利用者への電話・訪問の対応履歴が「HOPE/WINCARE-ES」で介護請求データとして処理が行え、レセプト請求業務を効率化する。
同サービスの利用者にヘルプコール用の室内設置端末やハンズフリーのペンダント型端末を配布。定期巡回での訪問以外に介護・看護が必要になった場合、その端末のボタンを押すだけで、簡単にヘルプコールが行える。
コールセンター側は「HOPE/WINCARE-ES」からのデータ連携によりヘルプコール受信時に利用者の基本情報が把握できるため、サービスの利用状況を確認して対応を行うことができる。

医療法人幸晴会
http://www.nakataniclinic.or.jp/yakan/index.html株式会社富士通マーケティングニュースリリース
http://www.fjm.fujitsu.com/news/release/2012/121023.html