人材の有効活用目指し、新しい再雇用制度
佐賀共栄銀行(佐賀市)では12月1日から、介護や出産などの理由で退職した行員が退職後10年以内なら復帰できる再雇用制度(ジョブ・リターン)を導入したそうです。新しい人事制度の導入で、働きたいけど辞めざるを得ない理由で退職した人材の有効活用を図り、また働きやすい環境を整えることで優秀な人材の確保につなげたいとしています。
退職後10年以内なら復帰可能
佐賀新聞の報道によると、対象は同行で3年以上勤務し、親族の介護や出産、育児などを理由に退職した行員だそうです。条件に当てはまる退職者は、退職後3年以内に登録し、10年以内に復帰を希望すれば、嘱託として再雇用されます。その後3ヶ月以上嘱託として勤務すると、本人の意志や嘱託期間中の評価、必要資格の有無などを勘案して正行員に登用されるということです。正行員に登用されると、退職時点の資格や職位に応じた賃金が支給されるそうです。
佐賀新聞の報道によると、同行の女性行員では過去10年の退職者の3割以上が出産や育児を退職理由としていたため、同行人事部ではスキルを持つ人材有効活用の方策として新制度を導入したそうです。

育児や介護で退職の行員 共銀が再雇用制度(佐賀新聞)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2339255.article.html佐賀共栄銀行
http://www.kyogin.co.jp/