世界的に上昇傾向の平均寿命
いま世界の平均寿命が上昇している。この傾向は、1970年と2010年に行った調査で比較をすると、男性は11.1歳、女性では12.1歳と男女ともに10歳以上と大きい。
この世界の平均寿命の延びは各国上昇傾向にあり、調査を行った187ヶ国のうち179ヶ国が過去10年で上昇傾向であった。
その理由としては、小児疾患や栄養失調などによる死者が大幅に減少したことがあげられ、さらに発展途上国の公衆衛生向上もその一因となっている。
長く健康に生きるには!?
一方で、“がん”や“心疾患”などが2010年、世界の全死因の多くを占め余生を闘病生活で送る人も多い。
これらの病気は日本でも死因の多くを占めており(厚生労働省「平成24年我が国の人口動態(平成22年までの動向)」参照)でも、長生きの次に余生をどう健康に過ごせるかが今後、世界的課題になりそうだ。
編集部 つつみ さえこ

「平均寿命延びるも、その多くが闘病生活 調査」AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/「世界の平均寿命と罹患率が上昇」ナショナルジオグラフィック
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/