団塊世代が年金受給者に!
平成23年度末の「公的年金」「厚生年金」「国民年金」の受給者数がそれぞれ、前年度末に比べて増加していることが17日、厚生労働省が発表した【平成23年度厚生年金保険・国民年金事業の概況について】で明らかになった。
一方で、加入者数及び被保険者数は「厚生年金」を除いて減少傾向で、被保険者数が増加した「厚生年金」についても、標準賞与額が増えたため一人当たりの受給額が平均月額15万2000円となっている。
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未納者数は増加傾向に!
また、同省が17日に発表した「平成23年国民年金被保険者実態調査」から、過去2年間にわたり国民年金を支払っていない未納者(1号期間滞納者)が平成23年度末で455万1000人に及ぶことがわかった。
これは国民年金加入者1737万1000人のうち26.2%を占める割合で、およそ4人に1人が未納者であることを表す数字。今後さらに少子高齢化が進めば、年金財政はますます厳しくなりそうだ。
編集部 つつみ さえこ

「平成23年度厚生年金保険・国民年金事業の概況について」(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/「11年度の年金支給額、1兆円増 団塊世代が受給 財政一段と厳しく」(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/「年金免除が過去最多の438万人 11年実態調査、震災が影響」(47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012121701002005.html