約1年半前の調査より4割減
和歌山県田辺市で介護保険施設の待機者数を調べたところ、その数が2010年に行われた調査時より4割以上減少していることがわかりました。市内に今年2施設が新しく開かれたことが主な要因と見られているそうです。
それでも要介護3以上の待機者約100名
紀伊民報の報道によると、田辺西牟婁圏内(田辺市、みなべ町、上富田町、白浜町、すさみ町)で介護保険施設への入所を待っている人は2012年10月1日現在で183人だったそうです。市が10年3月末に行なった調査では329人だったので、実に4割以上減少したことがわかりました。市内では今年2月に100床の老人保健施設、6月には50床の特別養護老人ホームがオープンするなど、施設整備が急速に進んでいるのが待機者減少の要因と見られています。
入所待機者が大幅に減ったとはいえ、紀伊日報の報道によると、施設入所を待っている183人のうち、要介護度4または5の人は合わせて76人。要介護度3以上では約100人いるそうです。市やすらぎ対策課の木村晃和課長は
「詳細な調査を行って待機者状況を分析し、緊急性の高い待機者の解消につなげたい」
と話しているそうです。

入所待機者が大幅に減少 田辺市の介護保険施設(紀伊民報)
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/和歌山県田辺市
http://www.city.tanabe.lg.jp/