介護現場の現状や課題などを可視化
東京都千代田区に本拠地がある株式会社リクルートキャリアは4月18日、同社が推進しているプロジェクト「HELPMAN JAPAN」において、介護業界向けの職場環境実態把握ツール「はたけあ」の提供を開始したと発表した。
このツールは介護業界の職場環境の実態を把握するためのもので、「HELPMAN JAPAN」独自の設問により、それぞれの職場の現状や課題などを可視化することができる。
介護業界の就業人口を増やすため
「HELPMAN JAPAN」は、福祉業界がほかの分野の職業同様、職業の選択肢の一つとして捉え、介護業界の就業人口を増やすべく、介護職の職場定着を目指しているプロジェクトである。
「HELPMAN JAPAN」による調査では、従業員の満足度と勤続意欲には相関関係が見られ、満足度が高い職場では離職者が少ないことから、事業者が人材定着を図るためには職場環境の実態把握が必要であることがわかる。
難しい各施設の職場環境の実態把握に
超高齢社会となっている中、介護分野での人材不足は深刻化しており、その原因の一つが離職者が多いことである。
しかし、事業者には各施設の従業員の意識を含めた職場環境の実態の把握が難しいという現実があり、今回、この「はたけあ」がリリースされた。
「はたけあ」では「職場の活性度」「入職前のコミュニケーション」「入職後のコミュニケーション」「上司のマネジメント」「転職意向」の5項目、計60の設問により、現在の職場の実情や課題を把握することが可能になっている。
(画像はリクルートキャリアのサイトより)

介護の職場に特化した職場環境実態把握ツール 『はたけあ』提供開始
https://www.recruitcareer.co.jp/