認知症の人と介護者とのコミュニケーションにも貢献
東京都新宿区に本社があるフランスベッド株式会社は5月16日、赤ちゃん型のコミュニケーションロボット「泣き笑い たあたん」を発売すると発表した。
このコミュニケーションロボットは、その抱き心地や「泣き笑い機能」などにより、認知症の人にかわいがりたい、世話したいという意欲や感情、行動を引き出し、介護者とのコミュニケーションにも貢献する。価格は14,800円(税別)で、発売日は5月25日である。
本物を連想させる質感や本物の声
一般に認知症介護では安全が最優先されるため、当事者の行動は制限されがちになる。しかし、自発的なコミュニケーションの機会減少は脳への刺激の減少にもつながってしまう。
このコミュニケーションロボット「泣き笑い たあたん」はオーストラリアで生まれた専門療法「ダイバージョナルセラピー」の考えを基盤としており、「ダイバージョナルセラピー」では、当事者の独自性と個性を尊重し、全人的なアプローチが行われる。
「泣き笑い たあたん」は手足に触れることで泣いたり笑ったりすることができ、その声には実際の赤ちゃんの声を使用している。また、大きさや質感は本物を連想させ、重さは高齢者が抱きやすいように配慮されている。
(画像はプレスリリースより)

赤ちゃん型コミュニケーションロボット「泣き笑い たあたん」を発売
http://www.francebed.co.jp/medical/news/detail.php?id=351