座ったままでも処理がしやすい「e-anza」
東京都中央区に本社があり、介護福祉機器などの事業を行っている片倉工業株式会社は7月5日、オストメイトに対応した便座「いい安座e-anza」のパブリックモデルを新発売すると発表した。販売開始は7月10日となっている。
「e-anza」はオストメイトの当事者が座ったままでもパウチ処理がしやすいように、便座の前部分が広く奥行きが深くなっており、日本オストミー協会推奨品として、2015年に発売されている。今回はそのパブリックモデルとして、商業施設や医療機関向けのパブリックモデルを発売。管理者モードなどが新たに設けられている。
リモコン管理者モード・盗難防止機能を実装
大腸がんなどの治療のため手術を受け人工肛門となった人や人工膀胱をもつ人をオストメイトと呼ぶ。オストメイトのパウチ処理では排泄物が飛び散りやすい、足腰に負担がかかりやすいなどの問題があった。
「e-anza」では便座に座ったままパウチ処理が可能であり、飛び散りが軽減されて掃除の手間も少なくなる。また、陰部洗浄、採尿、自己導尿にも対応。温水洗浄機能、暖房便座機能も備え、設置には便座のみの交換で、便器取替え不要という特長もある。
新しく販売されるパブリックモデルでは、使用者が設定を変更できないようにするリモコン管理者モードや、リモコンと便座の盗難防止の機能などが加わっている。パブリックモデルの「e-anza」の希望小売価格は13万円(税抜)となっている。
(画像はプレスリリースより)

介護福祉機器 前広便座「いい安座 e-anza」に新機能を追加したパブリックモデルが新登場!~日本オストミー協会推奨品~
http://www.katakura.co.jp/news/pdf/2017/p170705.pdf