NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演
6月28日、看護師で日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士の小山珠美氏による「口から食べる幸せを守る」が発売された。「食べること」が軽視されているという日本の医療現場に警鐘を鳴らす新刊となっている。
著者は1978年に国立病院機構熊本医療センター付属看護学校を卒業、神奈川県リハビリテーション病院に勤務し、2006年には愛知県看護協会認定看護師教育課程の「摂食嚥下障害看護」主任教員となっており、食事介助の第一人者として、2016年、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演している。
口から食べる幸せは個人の権利
「口から食べることは生きる権利」と語る著者。しかし、口からの食事ができないと診断された人は少なくなく、著者は看護師として、9,000人以上の食事介助を行い、2013年にはNPO法人「口から食べる幸せを守る会」を立ち上げている。
新刊「口から食べる幸せを守る」には患者とその家族の現状、家族が知っておくべきこと、食事介助を受けさせたい時にすべきこと、医療関係者へのメッセージなどが記されている。
また、口からではなく腹壁を通じて栄養摂取を行う胃ろうを迫られた18歳の男性や、幼い2人の子どもを抱えた母親などの事例を紹介。この新刊は四六判で192ページ、主婦の友社より1,500円(税別)で発売されている。
(画像は主婦の友社のサイトより)

口から食べる幸せを守る
http://shufunotomo.hondana.jp/book/b288023.html