寝たきりにつながる転倒事故のリスクを評価
村田機械株式会社と株式会社日本シューターは、高齢者の日常生活自立度低下(寝たきり化)につながる転倒事故の抑止のため、転倒危険度評価システム「Step+(ステップ プラス)」を製品化、販売開始した。
産学共同で測定システムを開発
高齢者が寝たきりになる原因のひとつとして、転倒事故による外傷や脳疾患があげられる。
高齢者の転倒の可能性を客観的に評価する指標の確立と測定機器の開発の要望が高まる中、両社は京都大学、筑波大学、慶應義塾大学と共同で測定方法および機器の開発を行った。
製品の特長
ステップ プラスは、片足立ちや足を前後左右に踏み出すなどのテスト方法により被測定者の運動機能を計測、高齢者の転倒リスクの改善につなげるシステムだ。
設置スペースが小さく、持ち運びが容易。設置や設定もシンプルで場所を選ばず手軽に測定が行える。
測定結果や評価はその場でプリンターから出力可能。被測定者のモチベーションアップにつながるだけでなく、医療従事者向けに詳細測定データを出力する機能も搭載されている。
販売活動は日本シューターが担当
同製品は今後、医療・介護分野で事業展開する日本シューターが販売を担当。高齢者の転倒予防に取り組む医療・介護施設や、各区市町村の地域包括支援センターなどでの常設利用や、イベントなどでの一時的利用を予定している。
(画像はプレスリリースより)

株式会社日本シューターのプレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/