「散骨」「樹木葬」「共同墓」などの経験者にその後の心境を調査
株式会社まごころ価格ドットコムが運営するお墓ネット専門店では、2015年8月18日(火)から8月21日(金)までの期間、インターネットにて散骨や樹木葬、共同墓などの新タイプ埋葬に関する意識調査を実施した。
調査の背景
近年、墓所使用料の上昇やお墓の管理負担の軽減、後継者不在による無縁化防止といった理由から、新タイプの埋葬に注目が集まっている。
一方で、実際にそれらの埋葬方式を選んだ人々が埋葬後にどう感じたのか、などについての報道は少ない。
そこで同社では、新タイプ埋葬の経験者男女200名を対象にアンケートを実施、その結果を公表した。
「形に残らない寂しさ」を感じている人も
調査によると、新タイプ埋葬は「故人の遺志」を継いで実行した人が39.5%、そのうち41.7%が「お墓という形に残らない寂しさ」を感じていることがわかった。
同社は、こうした故人と遺族の“すれ違い”は、実は生前から家族間の“すれ違い”として存在しているとしている。
2014年8月に同社が実施した調査では、終活をしているシニア世代の59.9%が「独りで」行っているのに対し、子世代の62.7%は終活をしていたら「話して欲しい」と回答するなどのすれ違いがあることを指摘。
埋葬方法についても自分だけで決定するのではなく、家族とよく話し合ってお互いの思いを聞き入れながら行うほうがよいとしている。
4割が“大切な人”の埋葬に「従来の墓石タイプ」を希望
また、新タイプ埋葬の経験者のうちの4割が、“大切な人”の埋葬に「従来の墓石タイプ」を希望していると判明。
理由として、「形として残したほうがよい」「墓参りのたびにその人のことを思い出したい」などを挙げている。
新タイプ埋葬のメリット、デメリット
新タイプ埋葬についてのメリットを聞いたところ、「お墓参りに生きやすい」(30%)、「管理の手間が少なくなった」(29%)が最も多かった。
その一方で、「全くメリットを感じていない」と回答した人も20%。それだけでなく、「感情移入がしにくい」「管理費が上がってきている」といった悩みを抱えている人もいることがわかった。
(画像はプレスリリースより)

株式会社まごころ価格ドットコムのプレスリリース
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