介護の分野に関するデータを紹介
第一生命保険株式会社は、2015年11月11日(水)の「介護の日」にちなみ、同社のシンクタンクである株式会社第一生命経済研究所が実施した「今後の生活に関するアンケート調査」の結果をもとに、介護の分野に関するデータを紹介した。
全国の男女7,256人が対象
調査は、全国の18歳から69歳の男女7,256人を対象にインターネットにて実施。
「家族」「地域」「消費」「就労」「健康・介護」「人生設計」 というライフデザインにかかわる基本的な分野に焦点を当てた内容の中から、介護の分野に関して詳しく分析を行った。
介護の対象者について
調査によると、家族を介護した経験のある人は平均22%。年代別では男女とも60代で最も高い結果となったが、40歳以下でも1割前後の人に介護経験があることがわかった。
介護の対象で最も多いのは「自分の母親」で37.2%、次いで「自分の父親」20.0%。配偶者の父母を合わせると、親を介護する(したことがある)人が約4分の3を占めた。一方で、39歳以下の人では「自分の祖父母」という回答が最多となった。
家族の介護時に困ったこと
家族の介護をしていて困ったこととしては、「先の見通しが立たなかった」が最多。女性が男性と比べて多かった回答は「自分以外に家族や親戚で介護できる人がいなかった」(女性22.2%、男性11.4%)「家事や子育てに支障が生じた」(女性17.3%、男性7.1%)であった。
介護サービスに関する不安、介護に関する知識について
介護サービスに関する不安としては、「利用料が高そう」が47.3%で最も高く、特に介護の経験がない人に多い結果に。次いで「満足のいくサービスが受けられるか不安」「外部の人が家に入ることへの抵抗感」が多かった。
介護に関する知識についての質問では、最も認知度が高かった「公的介護保険の制度の仕組み」でも約3割しかなく、「民間の介護保険」にいたっては知っていると答えた人は14.7%しかいなかった。
(画像はニュースリリースより)

第一生命保険株式会社のニュースリリース
http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/