大磯町の特定健康診査にてスタート
神奈川県中郡大磯町、東海大学、およびアルケア株式会社の3者は、特定健康診査の参加者個人ごとにロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)を診る「ロコミル」を2015年7月より大磯町にて開始した。
ロコモについて
ロコモは、運動器の障がいにより移動機能の低下をきたし、要介護になるリスクの高い状態になることで、2007年より日本整形外科学会によって提唱されている。
現在、運動器の障がいは要支援・要介護の原因の第1位となっており、ロコモについての認知度を向上させ、自身の運動器の状態を知る機会や行政が住民のロコモを管理する仕組みの確立が求められている。
運動機能の状態に合わせた運動処方
今回の取り組みは、町民が幅広く参加する特定健診の場を活用し、希望者に「ロコミル」を実施するもの。
自身の運動機能の状態を見える化し、加齢と共に衰えやすい下肢運動機能に特化した運動プログラムへの参加を促す。プログラムの内容は各自の運動機能の状態に合わせて処方するとしている。
4か年計画で検証を実施
同事業は経済産業省の「平成27年度 健康寿命延伸産業 創出推進事業」の委託を受け、「かながわ未病産業創出推進コンソーシアム」による未病産業創出推進事業の一環として活動をスタート。
今後も4か年計画として継続実施し、ロコモとメタボの関連性や、医療費の変化、運動指導効果を検証し、他の自治体での応用を目指していく。
(画像はプレスリリースより)

大磯町、東海大学、アルケア株式会社のプレスリリース
http://www.alcare.co.jp/PDF/151124.pdf