旭食品に来月引き渡し予定!津波救命艇
株式会社IHIが、避難が難しい地域の住民や幼児、高齢者などの要援護者のために、津波救命艇を開発。今月5日に旭食品株式会社から「津波救命艇」1艇を受注したと発表した。
今回受注された「津波救命艇」は、長さ8.4m(緩衝材含む)、幅3.0m、高さ3.1mの大きさで、定員は25名。完成、引き渡しの予定は来月。
(画像は、国土交通省 四国運輸局より)
今後、津波防災対策での活用を期待
「津波救命艇」は、転覆しても元に戻る自己復元性能や、秒速10メートルの津波流中の衝突に耐える性能を備え、津波の激しい流れや瓦礫などから命を守る実用艇として、2013年8月には四国運輸局から「津波救命艇ガイドライン(四国運輸局策定)」の基準を満たしている事の承認を受けている。
また、「津波救命艇」は津波の高さに影響されず、わずかなスペースに設置できるため、近くに高台や津波避難ビル・タワーがない地域や、急いで避難できない避難困難者のための有効な津波防災対策の活用が期待されている。
編集部 つつみ さえこ

「国民の安全・安心を守る「津波救命艇」を受注 国土交通省 四国運輸局からの原型承認 第1号艇」株式会社IHI
http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2013/press/2013-9-05/