ソニー生命調べ「親の介護と認知症に関する意識調査」
ソニー生命保険株式会社が実施した、「親の介護と認知症に関する意識調査」。今回はその結果の後半を紹介する。
(画像はイメージです)
親子間の意識の差は?
調査では、続いて親の介護に関する親子の意識を調査した。
要介護状態になったとき、「住み慣れた自宅で生活したい」と考える割合が親は約7割であったのに対し、子では約5割にとどまった。子の考えとしては「安心できる高齢者施設」を選ぶ割合も46.8%と高く、親子間での意向の相違が見られた。
一方で、「親の介護への関与」について、親の意向として「子どもに自分の介護に関わってほしい」と考える割合が7割半であったのに対し、子の考えとして「親の介護に関わりたいと思っている」割合は約6割で、意識のギャップは少ない結果となった。
親への感謝の気持ちはどう伝えてる?
自分を育ててくれた親への感謝に関する質問では、特に強く感謝していることとして、「学生時代の教育費の支援」や「病気や怪我のときの支援」「出産・育児での支援」などが挙がった。
また、親への感謝の気持ちをどう伝えているかについては、「父の日や母の日のお祝い」や「誕生日のお祝い」をしている人が多く、記念日をきっかけに感謝の気持ちを表している人が多いことがわかる。
認知症についての調査
認知症に関する調査では、認知症に関するいくつかの説明文を提示し、知っていたかどうか質問した。それによると、「認知症は“加齢による物忘れ”ではないと」知っていた人の割合は約8割、「認知症は生活管理が予防につながる」ことを知っていた割合も約8割と高かった。また、「認知症は、発症しても症状が改善することがある」については、認知度が少し下がり、約6割の人が「知っていた」と回答した。
認知症予防で活用したいものとしては、男性では「麻雀や囲碁」、女性では「脳トレアプリ」「計算ドリル集」の人気が高かった。また、「対戦機能」により認知症予防の効果が期待される「オンラインゲーム」についても、活用したいと回答した人の割合が約4割となった。

親の介護と認知症に関する意識調査
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