認知症介護がテーマの映画が各賞を受賞!
昨年公開の映画「『わたし』の人生(みち)我が命のタンゴ」が今、再び脚光を浴びている。
12月4日には、DVDで発売され、12月8日に開かれた「第11回モナコ国際映画祭」では、秋吉久美子が主演女優賞を獲得。同様に主演を務めた橋爪功も主演男優賞に、和田秀樹監督は人道的監督賞に選ばれた。
父の介護をする娘を好演!
「『わたし』の人生(みち)我が命のタンゴ」では、主演女優の秋吉久美子が、橋爪功演じる認知症の父を介護する、大学教授の娘を好演している。
厚生労働省の調べでは、昨年時点の認知症患者は、約462万人が推計されている。秋吉久美子は、同作についてのサンケイスポーツの取材に、以下のように語った。
「作品は親子の愛の物語としても楽しめますが、身近な人がこの病気にかかるのは他人ごとではない。若い人にも見ていただき、家族や社会制度のあり方を見つめ直すきっかけにしてもらえれば」(サンケイスポーツより)
現役の精神科医が介護問題を描いた社会派作品
この作品を描いた和田秀樹監督は、現役の精神科医でもある。そんな和田監督の「『わたし』の人生(みち)我が命のタンゴ」は今回、介護の苦悩と感動が描かれた、社会派作品として注目され、「第11回モナコ国際映画祭」で各賞を受賞することとなった。
同作品は、公開当初から、社会医療法人財団 石心会 川崎幸クリニック推薦作品、公益社団法人 認知症の人と家族の会推薦作品、一般社団法人 全国個室ユニット型施設推進協議会推薦作品として、全国で公開されてきた。
和田監督は、2007年の「モナコ国際映画祭」でも、「受験のシンデレラ」で作品賞を受賞している。

「わたし」の人生(みち)我が命のタンゴ
http://www.watashinomichi.com/