簡単な血液検査でアルツハイマー病を診断!今後に期待
愛知県が、独立行政法人 国立長寿医療研究センター・滝川修氏や豊橋技術科学大学・澤田和明教授らが、1滴の血液からアルツハイマー病の原因物質の高度検出に成功したと発表しました。
今回、アルツハイマー病の原因物質の高度検出に成功した技術は、独立行政法人国立長寿医療研究センターが開発した“マイクロビーズ”と、豊橋技術科学大学が開発した微小な電位の変化を検出できる“半導体イメージセンサ”を組み合わせた検査方法で、従来の検査方法に比べて、測定時間はもちろん、コスト、検査に必要な血液を10分の1程におさえています。
2015年度をめどに検査キットの実用化を目指す
この技術を活用して、愛知県は今後、生活習慣病、糖尿病などの検査をはじめ、現在は難しいとされているアルツハイマー病の早期予知に拡大。簡単・迅速・低コストでできる病気の新たな検査方法として幅広い実用化を目指しています。
また、検査対象を血液から尿までに広げ、アルツハイマー病はもちろん、生活習慣病、糖尿病、感染症などの検査へと応用を進めています。さらに、愛知県は2015年度をめどに、検査キットの実用化も目指しています。
編集部 つつみ さえこ

「重点研究プロジェクトにおいて、1滴の血液で簡単・迅速に病気の検査をする技術を確立」愛知県
http://www.pref.aichi.jp/0000067676.html