自宅に居ながら楽しめる介護予防
山形県は、6月14日、令和3年度デジタルを活用した「通いの場」モデル事業を実施することを発表した。
「通いの場」とは、介護予防のための体操や趣味活動等を行う取り組み。住民が主体となって運営するのが特徴で、県ではこの取り組みを通じ、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるようサポートしていく考えだ。
「通いの場」開催概要
デジタルを活用した「通いの場」は東根市、金山町、長井市、酒田市の県内4か所で実施される。
金山町での「通いの場」は、まず6月22日(火)に金山町老人福祉センター「やくし苑」で参加者向けにICT機器の操作説明会を開催。タブレット・スマートウォッチの操作説明やデジタルを活用した「通いの場」のデモンストレーションを行う。
また、初回のデジタルを活用した「通いの場」は6月28日(月)、通いの場代表者がホストとなってビデオ通話を活用して実施。一方、参加者は自宅から参加し、いきいき百歳体操、レクリエーション、参加者同士の交流等を楽しむ予定だ。
コロナ禍によって高齢者は外出自粛を余儀なくされるケースがあり、この状況は高齢者の運動不足を引き起こすだけでなく、人とのコミュニケーション不足にもつながると考えられている。
なお、今回の取り組みは、ICT機器の活用により遠隔で介護予防に取り組みながら人とのつながりも同時に維持できるものとして県では期待を寄せている。
(画像はホームページより)

山形県 プレスリリース
https://www.pref.yamagata.jp/