介護記録ソフト「Care-wing」、「AI介護計画書」提供開始へ

株式会社ロジックは、2021年10月20日、AIサービス『AI介護計画書』の提供を開始する。

同社は、介護記録ソフト『Care-wing』をはじめとして介護事業所向けの業務効率支援システムを開発／販売している企業。『AI介護計画書』は、訪問介護計画書の作成に際して援助目標や支援方針をAIが提案するサービスで、『Care-wing』の無償オプションとして同日より先行提供される。

介護事業所では介護計画書の作成が必要であり、通常はサービス提供責任者が作成を担う。しかし、高齢者一人ひとりの状態に適した内容で作成するこの業務は、担当者にとって大きな負担となっている。『AI介護計画書』は、AI活用でこの負担を軽減し、担当者がより直接的なサービス提供に集中できるよう開発された。

『AI介護計画書』では、これから介護を受ける利用者や家族の介護に対する意向／ニーズを入力すると、その情報からAIが自動で長期目標／短期目標／支援方法を提案する。サービス提供責任者は、提案された目標などから適切な項目を選択するだけで、介護計画書の作成を完了することができる。

『AI介護計画書』の開発は、同社が『Care-wing』提供を通じて蓄積した介護ビッグデータを活用する形で行われた。金沢工業大学情報工学科・中野淳研究室がAI技術を駆使してビッグデータを解析し、機能の心臓部となる検索／提案アルゴリズムおよび例文データベースの開発実現に至っている。

同社は今後も、AIによる介護業界向けソリューションの拡大を進めるとしている。

（画像はプレスリリースより）




金沢工業大学との共同研究で開発した『AI介護計画書』をリリース - 株式会社ロジック
https://logic-is.co.jp/news/detail/202/