「認知症plusシリーズ」第10弾!
認知症の人を家族に持つ人への支援についてのアセスメント、考え方が解説されている新刊『認知症plus家族支援』が「認知症plusシリーズ」として発売された。
同書の出版社は日本看護協会出版会で、「認知症plusシリーズ」はこれが第10弾。これまで『認知症plus身体拘束予防』『認知症plus生活の継続』『認知症plus予防教育』などを刊行。新刊の編著者は安武綾氏でB5判、116ページ、価格は2,200円(税別)である。
心に寄り添うだけでよいのか?
認知症当事者を家族に持つ人は、当事者への対応に困難を抱えていることが多い。認知症では当事者の支援に加え、家族への支援も考えなければならないが、当事者と家族の心に寄り添うだけでよいのかという疑問もある。
新刊では、認知症とともに生きる当事者と家族の支援について解説。データをもとに当事者と家族を取り巻く社会の現状を読み解く。また、著者が世界の論文をメタ統合し、当事者と家族が体験していることについて整理する。
さらに家族を知るために必要な知識と考え方のほか、当事者と家族が獲得すべきソーシャルサポートという切り口からの支援、支援する立場から解決が困難だった事例、実施した支援と課題として考えられることがまとめられている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

日本看護協会出版会 / 認知症plus家族支援
https://www.jnapc.co.jp/products/detail/3804