西原理恵子氏のカラーイラスト収録
8月27日、半身麻痺と失語症の障がいがあるコラムニストの神足裕司氏の新刊『コータリン&サイバラの 介護の絵本』が発売された。
同書には漫画家の西原理恵子氏によるカラーイラスト50点を収録。絵本としても楽しめるという。A5判変型で160ページ、文藝春秋より1,500円(税別)の価格で発売中である。
愛と介護の日々が綴られた介護本
「コータリン」のニックネームで知られるコラムニストの神足裕司氏は、2011年9月にくも膜下出血に倒れ、ひと月半の間、意識不明の状態だったという。その後、奇蹟的に意識は回復するも、今も「要介護5」の失語症、左半身不随の後遺症がある。
食べることが大好きだった神足氏。しかし、リハビリの当初はスプーンを手にしても食べ方がわからず、家族が手を添えて介助し、それを何千回も繰り返すことで食べることを思い出す必要があった。ただ、現在はハワイ旅行や進歩したバリアフリー設備がある新国立競技場にも出かけている。
新刊では神足氏の日常をユーモラスに紹介。「サイバラ」こと西原理恵子氏のイラストとともに、愛と介護の日々が描写されている。同書は介護職、家族を介護している人だけでなく、これまで介護に無縁だった人にもおすすめの介護本である。
(画像は
Amazon.co.jpより)

『コータリン&サイバラの 介護の絵本』神足裕司 絵・西原理恵子 - 単行本 - 文藝春秋BOOKS
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163912486