オンライン介護の将来的な実現を目指して
株式会社Rehab for JAPANは、2020年11月11日、『リハブオンラインプロジェクト』の第3回実証実験を同年11月より開始すると発表した。
同社は、デイサービス向けクラウド機能訓練ソフト『リハプラン』を運営する企業。『リハブオンラインプロジェクト』は、オンライン介護の将来的な実現を目指して展開されており、第3回実証実験は東京慈恵会医科大学講師・山田尚基医師の協力の下で実施される。
「新しい生活様式」に対応した新たな介護サービス
今般のコロナ禍により、介護現場は深刻な危機に直面せざるを得なくなった。自治体の休業要請や職員の離職などにより経営危機に陥った介護事業所は、少なくない。また、介護事業所の「機能訓練」が受けられないことで、高齢者のフレイル(運動機能・認知機能の低下)も深刻化している。
『リハブオンラインプロジェクト』は、こうした状況において介護領域におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させるべく、展開されているプロジェクト。「新しい生活様式」に対応した新たな介護サービスとして、高齢者とのオンライン会話を行い、健康状態の確認や生活の質の向上が図られている。
オンラインコミュニケーションの影響を調査
今回開始される『リハブオンラインプロジェクト』第3回実証実験では、使用するオリジナルツール『リハブコール』の適正価格について、高齢者およびデイサービス事業所へのアンケートを通じて検証。また『リハブコール』を活用したオンラインコミュニケーションについても、認知機能や精神状態への影響が調査される。
この実証を通じて株式会社Rehab for JAPANは、高齢者が高品質かつ安全なサービスを受けられる世界の実現を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)

『リハブオンラインプロジェクト』が第3回実証実験を2020年11月より開始 - 株式会社Rehab for JAPAN
https://rehabforjapan.com/news/202011111410/