睡眠に問題を抱える要介護高齢者は約225万人
株式会社インターネットインフィニティーは、11月17日、「ケアマネジメント・オンライン」に登録する会員ケアマネジャーを対象に、2020年10月30日~2020年11月3日、CMNRメディカル(第18回)「睡眠障がいに関するアンケート」を実施した結果を発表した。
サンプル数609名のデータを集計した結果によると、睡眠に問題がある利用者受診を推奨しているケアマネジャーの割合は51.0%で、このうち49.4%が受診していることが判明した。
睡眠の問題に関して医療者との連携は重要
睡眠に問題がある利用者の情報を医療者に伝えているケアマネジャーの割合は、80.0%以上にのぼり、なかでも「睡眠の質(寝つき、中途覚醒など)」「服薬状況(睡眠薬など)」について伝えている人が多数を占めることがわかった。
また、睡眠薬の処方を見直してもらいたい利用者を担当しているケアマネジャーの割合は25.0%と4人に1人にのぼり、そのうち睡眠薬の処方を見直してもらいたいと感じている利用者は平均2.3人(平均担当利用者28.3人)であることが明らかになった。
ケアマネジャーは、利用者の生活状況を把握し、医療者と利用者の間に立つことができる。要介護者の睡眠問題の解決は、認知症やうつ、夜間頻尿、転倒・骨折などの疾患にも良い影響を与えることから、今後もケアマネジャーは医療と介護双方の連携の要として期待が寄せられている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社インターネットインフィニティー プレスリリース
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6545/tdnet/1907147/00.pdf