職員のコロナ感染が判明したことを受けて
日本年金機構は、2020年12月3日、大阪府豊中市の豊中年金事務所を一旦閉鎖したと発表した。
この閉鎖は、同事務所に勤務している職員(60歳代・女性)の新型コロナウイルス感染が判明したことを受け、決定された措置。同日より同事務所の臨時窓口が、近隣の淀川年金事務所にて開設されている。
高齢化社会の安定確保に取り組み続ける
日本年金機構は、公的年金の適用・徴収・記録管理・相談・決定・給付といった運営業務を、国(厚生労働大臣)から委任・委託を受ける形で行っている組織。全国312か所に年金事務所を展開し、日本のGDPの約1割に相当する52兆円の年金支給を担っている。
同機構は、自らを「人生100年時代」を見据えた重要な社会経済インフラであると認識し、国民の生活を支え続ける責務があると自覚。そのため、年金制度の維持・発展に取り組むと共に無年金者・低年金者をなくすことを目指し、高齢化社会の安定確保に取り組み続けている。
書類受付および電話対応は、通常通り実施
豊中年金事務所にて新型コロナウイルス感染が判明した職員は、2020年12月1日まで同事務所に出勤していた。窓口業務には従事しておらず、執務中は常にマスクを着用していたという。また同事務所窓口は、飛沫防止用のアクリル板などを設置していたことが、既に確認されている。
なお一旦閉鎖された同事務所では、入口前での書類受付および電話対応については、通常通り実施する。また淀川年金事務所に開設された臨時窓口では、書類の受付や証明書の発行、また各種相談への対応を行う。
(画像は日本年金機構の公式ホームページより)

新型コロナウイルス感染者の発生に伴う豊中年金事務所の閉鎖について - 日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/