職員のコロナ感染が判明したことを受けて決定
日本年金機構は、2020年12月9日、東京都大田区の大田年金事務所を一旦閉鎖すると発表した。
この閉鎖は、同事務所に勤務している職員(30歳代・男性)の新型コロナウイルス感染が同日判明したことを受け、決定された措置。同事務所の臨時窓口が、近隣の港年金事務所にて同日より開設されている。
国民の信頼を基礎として常に安定的に運営
日本年金機構は、国(厚生労働大臣)から委任・委託を受ける形で、公的年金の適用・徴収・記録管理・相談・決定・給付などを行っている団体。年金が国民の信頼を基礎として常に安定的に運営されるべきものであると考え、業務運営における公正性および透明性の確保に努めている。
同機構は、自らを「人生100年時代を見据えた重要な社会経済インフラ」と自認。また、未来にわたって国民の生活を支え続ける責務があると考え、無年金者・低年金者をなくすべく制度の維持・発展も推進している。
臨時窓口では、各種相談にも対応
新型コロナウイルス感染が判明した大田年金事務所の職員は、2020年12月7日まで同事務所に出勤していた。窓口業務には従事しておらず、執務中も常にマスクを着用していたという。また同事務所の窓口は、飛沫防止用のアクリル板などを設置していたことが、既に確認されている。
大田年金事務所では今後しばらく、相談を伴わない書類の受付と電話対応のみ行う。港年金事務所に開設された臨時窓口では、書類の受付や証明書の発行、また各種相談にも対応する。
(画像は日本年金機構の公式ホームページより)

新型コロナウイルス感染者の発生に伴う大田年金事務所の閉鎖について - 日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/