12月7日夕方に職員の感染が判明
日本年金機構は、2020年12月7日、東京都渋谷区の渋谷年金事務所を一旦閉鎖したと発表した。
この閉鎖は、同事務所に勤務している職員(40歳代、男性)の新型コロナウイルス感染が同日夕方に判明したため。閉鎖と同時に、近隣の新宿年金事務所にて書類受付などを行う臨時窓口が開設されている。
「人生100年時代」の社会経済インフラとして
日本年金機構は、国(厚生労働大臣)から委任・委託を受け、公的年金制度の適用・徴収・給付・相談といった運営業務を担っている団体。年間37兆円に達する保険料を徴収すると共に、日本のGDPの約1割に相当する52兆円もの年金支給を手がけている。
同機構は、未来にわたって国民の生活を支え続けるべく、年金制度の公正かつ適切な運営および制度そのものの維持・発展を企図。2019年4月には第3期中期計画を策定し、経常施策の徹底や対策分野の再精査、また正確な給付のさらなる追求も開始した。「人生100年時代」の社会経済インフラとして、高齢化社会の安定確保を目指している。
各種相談などについては、臨時窓口にて対応
渋谷年金事務所にて新型コロナウイルス感染が判明した職員は、2020年12月4日まで出勤しており、窓口業務に従事していた。執務中は常にマスクを着用し、窓口における飛沫防止用シートの設置も既に確認されているという。
同事務所では今後、相談を伴わない書類受付および電話対応については継続して実施する。書類の受付や証明書の発行、各種相談などについては、新宿年金事務所に開設された臨時窓口にて対応を行う。
(画像は日本年金機構の公式ホームページより)

新型コロナウイルス感染者の発生に伴う渋谷年金事務所の閉鎖について - 日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/