参加者の最高年齢は92歳
高齢者がサッカーJリーグを応援して、心身ともに活力を得る試みがスタートした。
サントリーホールディングスが12月7日に発表したもので、グループ会社のサントリーウエルネスが実施する「Be supporters!(サポーターになろう!)」プロジェクトである。
サッカーJリーグのクラブと連携し、ふだんは周囲から「支えられる」機会の多い高齢者たちが、サッカークラブの“サポーター”となることで、クラブや地域を「支える」存在となることを目指す取り組みである。参加者の最高年齢は92歳だ。
「レノファ山口FC」と「カターレ富山」を高齢者が応援
プロジェクトでは「レノファ山口FC」と「カターレ富山」の2つのクラブと連携し、高齢者や認知症の人がサポーターとなる。
今回の2クラブとの活動を皮切りに、今後はより多くのクラブと連携し、活動地域を拡大していく予定だ。
具体的な取り組みとして、レノファ山口FCでは「人生の先輩からのエール」企画を実施する。今シーズン成績が振るわなかったレノファ山口FCに対して、人生経験が豊富な高齢者たちがエールを送る。
山口県内の高齢者サポーターたちが、「人生において、どうやって苦境に向き合い、乗り越えていったらいいのか?」という問いかけに答えたメッセージを届ける。
カターレ富山では、「クラブも元気に、高齢者も“きときと”に!」企画を実施する。
富山県内の福祉施設に入居する高齢者たちが、カターレ富山を応援するプロジェクト。ホーム最終戦となる12月13日に、施設内の公共スペースでパブリックビューイングを実施。
高齢者サポーターが、応援歌にあわせてタオルマフラーを回したり、オリジナルの応援グッズを掲げたりして、全力で応援する。コロナ禍で外出が難しく、運動機能の低下が懸念される中で、応援を通して心身ともに“きときと”(富山弁で生き生きの意味)になるプロジェクトだ。
(画像はプレスリリースより)

サントリーホールディングス株式会社のプレスリリース
https://www.suntory.co.jp/news/article/13804.html