介護職員による排泄ケアの負担の軽減に貢献
新東工業株式会社は、1月5日、主に介護施設向けにウェアラブルで排泄情報を検知する「Aiserv(TM)排泄検知システム」の販売をスタートしたことを発表した。
高齢化社会が進むなか、介護現場では人手不足の深刻化が課題として挙げられている。様々な介護業務のなかでも特に被介護者の排泄ケア業務については、介護職員の身体的・精神的負荷が大きいだけでなく、感染症といった懸念もあることから、清潔かつ安全な排泄ケアの環境構築が求められている。
介護現場の声を反映
「Aiserv(TM)排泄検知システム」は、手厚い介護をしてあげたいと考える介護職員と適切なタイミングで排泄ケアを受けたいと思う被介護者双方をサポートする製品だ。
使用にあたっては排泄センサをおむつの内側に装着。そのセンサが被介護者の排泄物のニオイを感知し、情報を無線通信で表示端末へリアルタイムで送信する。
これにより介護職員は、排泄情報を受信した時だけ、おむつの交換作業を行うことができるようになり、被介護者の排泄状況を定期的に確認する必要がなくなる。
一方、被介護者にとっては排泄後のケアを素早く受けることが可能となるため、不快感の改善や皮膚のトラブル軽減につなげることができるようになる。
なお、同社では同排泄検知システムの問い合わせ窓口を設置。相談は電話かウェブサイトにて受付中だ。
(画像はプレスリリースより)

新東工業株式会社 プレスリリース
https://www.sinto.co.jp/system/data/20210105_ii8l5.pdf排泄検知システム ウェブサイト
https://www.sinto.co.jp/aiserv/haisetsu.html