伝票類を完全電子化、情報提供も迅速化
グッドタイムリビング株式会社は、2021年2月18日、同社が運営する高齢者住宅の入居者・家族に向けて専用ポータルサイトの運用を開始したと発表した。
このポータルサイト運用は、同社と株式会社電算システムの協業として実施されるもの。人手不足が進む介護施設において、伝票類の完全電子化などを実現し、情報提供の迅速化も図るとしている。
介護サービス以外の業務が多い高齢者住宅
グッドタイムリビング株式会社は、有料老人ホームや高齢者向け賃貸住宅の運営に加えて、これらの施設で必要とされる生活支援関連サービスや介護サービスの提供も手がけている。
同社は、近年の高齢者住宅では介護サービス以外の業務が多岐にわたり、人手不足の下では対応が困難になりつつあることを憂慮。手作業や架電による個別連絡業務は特に煩雑であり、コロナ禍に対応した情報提供を行うためにも改善が必要であると考えた。
こうした課題の解決にあたり同社は、ポータルサイトの開設が有効であると判断。今回の運用開始に至っている。
1拠点あたり月400時間の事務作業を削減
今回開設されたポータルサイトでは、請求情報・領収情報や危機管理情報、各種お知らせの発信が行われる。このサイト開設によりグッドタイムリビング株式会社は、2016年7月より取り組んできた伝票類の完全電子化を完了。年間約20万枚を超える紙文書を削減し、1拠点あたり月400時間の事務作業削減が実現したという。
同社は今後も、介護現場のサービスの質向上に努めるとしている。
(画像はプレスリリースより)

高齢者住宅の入居者・家族専用ポータルサイト開設 - グッドタイムリビング株式会社
https://www.gtl-daiwa.co.jp/uploads/pressinfo_210218.pdf