PCR検査で介護スタッフが安心して働ける環境を提供
日本財団は2月24日、高齢者福祉施設に勤務する人などを対象とした「無料PCR検査」を開始した。
新型コロナウイルス感染症は第三波を経てもなお、予断を許さない状況が続いている。特に高齢者は重症化しやすいため、注意が必要だ。
しかしながら高齢者施設でのクラスター発生事例は多く、従事者にとっては高齢者の命を守る役割に加え、自身が感染・媒介することへの不安も強いことから、心身への負担が懸念されている。
そこで日本財団は、高齢者施設従事者が定期的かつ高い頻度でPCR検査を受けることによって安心して働ける環境を作ると同時に、高齢者の命を守ることを目的に、無料のPCR検査事業を開始した。
日本財団の公式サイトにて申し込み受け付け中
無料検査は、日本財団の公式サイトにて申し込みを受け付けている。申し込みは施設単位となっており、申し込み手続きが完了次第、各地の配送拠点を通じて検査キットを受け渡す。
検査キットを受け取った各施設は、従業員の唾液を検体として採取し、配送拠点に提出する。検体は「木下グループ新型コロナPCR検査センター」にて検査が行われ、検査結果が各施設へ通知される。
また陽性者が判明した場合は提携医療機関などの受診へとつなぐとともに、濃厚接触者に対する検査も実施する。
現時点での検査対象は東京都内にある約2500の高齢者施設だが、今後は埼玉県、千葉県、神奈川県へも順次拡大する予定だ。
(画像は日本財団のホームページより)

公益財団法人 日本財団のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000175.000025872.html高齢者施設従事者への無料PCR検査事業-公益財団法人 日本財団
https://www.nippon-foundation.or.jp/