介護する人・される人・介護職などに
3月25日、足に対するケアについて解説している新刊『実践! 介護フットケア 元気に歩く「足」のために』が発売された。
著者は皮膚・排泄ケア認定看護師、保健師、介護支援専門員、救急救命士、日本フットケア・足病医学会認定フットケア指導士、日本トータルフットマネジメント協会会長、「足のナースクリニック」代表の西田壽代氏である。
介護を受ける人、介護をする人、介護を仕事としている人、高齢者のフットケアに興味がある人などに向けての書籍であり、講談社より1,400円(税別)の価格にて発売中となっている。
足の異変を知らせる観察ポイントとケアの実践
高齢者に対するケアで忘れられがちな足のケアであるが、誰もがいつまでも自分の足で歩きたいと願うものである。西田壽代氏は巻き爪や爪が厚くなる肥厚爪、タコ、ウオノメ、踵のひび割れなどを「足の生活習慣病」とし、日頃から意識を持ってケアを行うことが足を守る第一歩だと考えている。
巻き爪などはその痛みから歩くことを避けがちになり、転倒しやすくなり、骨折による寝たきりのリスクも高まる。新刊では、介護にフットケアが必要な理由とその効果、高齢者の足の変化、足の観察の方法とポイント、さらに爪の切り方、足の洗い方、踵のケア、足湯、清拭などのフットケアの実践を解説する。
また、「足の生活習慣病」を防ぐ正しい靴の選び方と履き方、足の健康維持のための簡単な運動と靴下などのほか、「フットケアQ&A」や「フットチェック&ケアシート」も掲載されている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

『実践! 介護フットケア 元気に歩く「足」のために』(西田 壽代):介護ライブラリー - 講談社BOOK倶楽部
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000325509