スポーツのメンタルトレーニングを介護に応用
12月18日、スポーツにおけるメンタルトレーニングの介護への応用術を説く新刊「つらい介護に、さようなら -メンタルトレーニングで心ラクラク-」が発売された。
著者は医学博士で、日本プロボクシングコミッションドクター、山王病院脳神経外科副部長の高橋浩一氏である。同書は四六判で224ページ、価格は1,800円(税別)で、出版文化社より発売中である。
患者のためにメンタルトレーニングを学んだ脳神経外科医
著者の高橋浩一氏は1965年宮城県仙台市の生まれ。日本脳神経外科学会と日本小児神経外科学会に所属し、水頭症や脳脊髄液減少症が専門である。
「病気を診ずして病人を診よ」を信念とする高橋氏は患者の役に立てようとメンタルトレーニングを学んでおり、これまでも書籍として「病に打ち克つ メンタル強化法」や「ケガに打ち克つ メンタルトレーニング」を発表している。
心のコンディション・相手との良い関係
介護者は自分自身やほかの家族のこともあり、いつも時間に追われていて、焦ったりイライラしたりしがちである。介護者のイライラは介護される人にも伝わり、両者間の信頼関係にも悪影響を与えかねない。
この新刊は二部構成となっており、第一部で介護者自身のメンタルコンディションの整え方を解説。介護に向き合う心構えや、イライラを抑えて気分を上げる方法などを紹介している。
第2部では介護される人と良い関係を築く方法を解説。自身をスポーツのコーチ、介護される家族を選手と考え、コーチの立場として心がけるべきことや、心を開かせるにはどうすればいいのか、相手に自信を持ってもらうにはどうすればいいのかなどを解説している。
(画像は出版文化社のサイトより)

つらい介護に、さようなら
http://www.shuppanbunka.com/books/9784883386291/index.html