オンライン介護の実証実験
株式会社Rehab for JAPANは、実証実験中のオンライン介護の実現を目指すプロジェクト「リハブオンラインプロジェクト」に関する中間レポートを発表した。
同プロジェクトでは、5名の高齢者を対象にして、デイサービス事業者とオンライン上でコミュニケーションが取れるか実証実験を行った。結果は、全員がスムーズにオンラインコミュニケーションの運用を開始することができた。
自宅からデイサービスに参加
今回の実証実験では、デイサービスの1日のスケジュールにある集団体操時間に、自宅からタブレットを使ってオンライン上で参加するという実験を行った。
参加した高齢者からは、次のような感想があり、オンラインコミュニケーションの効果が見られた。
「私は元々デイサービスに1日/週しか利用できなかったけど、オンライン会話は週に4日もやった。これからもまたやりたい」
「デイサービス利用以外の曜日は、一人で運動とか正直できなかったけど、みんなでやるのは続けられた」
(プレスリリースより)
一方、タブレットの操作に不慣れな高齢者も多く、マニュアルに記載のない画面が出てきたときや、家族の補助がないと操作ができないなどのタブレットの操作に対する課題がみられた。
今後は、タブレットの基本操作を高齢者用に作ったり、説明マニュアルをより分かりやすしたりすることで課題を解決し、オンライン介護に特化したオンラインコミュニケーションサービスの開発が進められていくこととなる。
(画像は株式会社Rehab for JAPAN公式ホームページより)

株式会社Rehab for JAPANのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000027102.html