介護福祉士・理学療法士・作業療法士などにも
高齢者の介護をしている人や、介護福祉士、ホームヘルパー、理学療法士、作業療法士、医師、看護師、医療・介護の仕事を目指す学生などに向けて介護技術の基本を解説している新刊『イラスト図解 いちばんわかりやすい介護術』が発売された。
著者は理学療法士で「生活とリハビリ研究所」代表、介護分野のカリスマとして知られる三好春樹氏であり、B5判で192ページ、1,500円(税別)の価格にて、永岡書店より発売中である。
介護はパワーではなくバランス力
1950年、広島県に生まれた三好春樹氏は、特別養護老人ホームの生活指導員として勤務し、理学療法士となる。1985年には「生活とリハビリ研究所」を設立し、介護分野の第一人者として、年間180回以上の講演と実技指導を行う。
三好氏は「介護はパワーではなくバランス力」だと語る。動こうとしている主体の高齢者がどう動きたいかが重要であり、バランスさえとれていれば、介護者はほとんど力を貸す必要はないという。たとえば、ベッドから車いすへの移乗介助でも、力を貸す必要があるのは動き始めの時だけだとしている。
初心者にもわかりやすく解説
新刊では三好流の介助法を紹介。高齢者の能力を引き出し、自立を促す寝たきりにならない介護技術の基本が解説されている。図解イラスト付きなので、動作の流れとポイントがひと目で理解できる。
介助の基本として、寝返り、起き上がる、寝るといった動作の介助、椅子から立ち上がる、座るという動作の介助、床から立ち上がる、座るという動作の介助、歩行などの移動、移乗の介助などを掲載。初心者にありがちな勘違いについて、それがなぜ駄目なのかについても触れられている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

イラスト図解 いちばんわかりやすい介護術 - 児童書、生活実用書の永岡書店
https://www.nagaokashoten.co.jp/book/9784522437759/