介護職員にとって負担が大きい被介護者の排泄ケア業務
新東工業株式会社は、排泄検知システムを開発し、介護医療の分野へ本格参入すると発表した。
少子高齢化が進展するに伴い、介護医療分野では、過重労働や労働力不足などの問題が深刻化している。特に、被介護者の排泄ケア業務は、介護職員の身体的・精神的負荷が大きい上に、新型コロナの感染症に対する懸念もあるため、清潔で安全な排泄ケア環境の実現が求められている。
このような課題に対処するため、同社は、ウェアラブルで排泄情報を検知する同システムを開発した。
排泄検知システムの特徴
同システムは、不織布袋に入ったセンサがおむつ内部の排泄物のニオイを感知し、排泄の有無を検知でき、排泄情報をリアルタイムに無線通信で端末へ送信できる。また、おむつの内側に装着するため、移動中や外出時の検知も可能だ。
このため、介護職員は、被介護者の排泄状況を都度確認することなく、排泄情報を受信した時のみ排泄ケア作業を行えばよいので、負担が軽減される。また、被介護者は、排泄後のケアを迅速に受けられるようになるため、皮膚トラブルの軽減や、生活の質(QOL)の向上にも繋がると期待される。
(画像はプレスリリースより)

新東工業 プレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000058550.html