遠隔管理システムで感染リスクを軽減!
自社技術・製品のODM/OEM販売を手掛ける株式会社リキッド・デザイン・システムズは、2020年7月29日、医療向け見守り体動センサ『介護log Med.』の開発と販売開始を発表した。
これは、病院や介護施設に於いて主に軽症患者などが睡眠中に生じる「呼吸体動」や「心拍体動」と呼ばれる呼吸・心拍によるものと推測される体動を、遠隔でモニタできるのだ。
加えて、いま懸念されている新型コロナウィルスによる負担が多い医療従事者の感染リスクと、夜間巡回業務の負担軽減に寄与できるように、遠隔モニタとiPadを連携させたシステムであるとしている。
汎用性の高さが利用範囲を広げる!
同社がすでに開発した軽症の新型コロナウィルス(COVID-19)感染者向けの遠隔体動モニタシステムは、体動センサと専用クラウドを連動しているが、今回開発したシステムは、専用クラウドとは別に本体のみでの利用が可能である。
さらにiPadを使うことにより、他の医療/介護クラウドシステムとの連携を可能にし、汎用性の高さを広げているとの考えだ。
専門知識なしでも使える簡易性がうれしい!
このシステム。iPad自体が体動モニタ兼クラウドをつなぐ通信ゲートウェイの役割を担うことになる。
つまりこれを使う看護師が、患者の呼吸を直接カウントすることなくiPadの画面上で体動からの推定呼吸を確認するという仕組みなのだ。
なお同社は、専門的なITの知識がない看護師や介護士でも、iPadを利用して一連の確認とクラウド接続までの過程が可能としている。
(画像はプレスリリースより)

『介護log Med.』案内ページ
https://liquiddesign.co.jp/