高齢者サポートの介護サービスは命の綱のはず
愛知県豊橋市の医療法人「豊岡会」が、運営する複数の施設で、約23億円の不正受給の疑いがある介護報酬がある事がわかった。「豊岡会」も不正を認めている。内訳は愛知県岡崎市で約10億円、豊橋市で約2億円、浜松市で約11億6千万円。
どうして、介護報酬で不正受給ができるのか?
介護保険のシステムは、要介護認定を受けた利用者が1割を自己負担して、市町村が保険者となって残りを負担する制度だが、もちろん利用者も保険料を払った上での制度だ。
その保険料を頼みの綱として、よりよい介護を期待していた人たちを裏切る不正受給の方法は、介護報酬の申請時に職員数を水増ししたり、夜勤職員の実際の勤務時間を少なくして申請していたと言う。
ただ人としてのモラルはかろうじてあったのか、
「この問題については現在調査中だが、過大請求については返還する」
と同会は言っているそうだ。

医療法人「豊岡会」
http://www.toyookakai.or.jp/bridge2/毎日jp(毎日新聞)
http://www.mainichi.jp/select/jiken/news/20111014k0000e040074000c.html