新型コロナ5類移行前と後で介護現場はどう変わった?
ヘルスケアサービスを運営する株式会社インターネットインフィニティーは12月8日、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行後の、介護現場における予防や治療への意識や対応の変化に関するアンケート調査の結果を発表した。
調査対象は「ケアマネジメント・オンライン」に登録する会員ケアマネジャー569名で、調査期間は11月12日~11月19日。
新型コロナ感染対策の意識・行動がおろそかに
新型コロナウイルス感染症が5類になる前は、外出や受診などを控える高齢者の“心身の不健康”が問題となっていた。
5類移行から約半年経過した段階において、「現在の利用者にとって不活発と感染のどちらが問題であると思うか?」と尋ねたところ、回答者(ケアマネジャー)の64.7%が感染リスクよりも「不活発」が問題だと回答している。
実際に、5類になる前と比較して「外出や他者とのコミュニケーションが増えた」と回答した割合は67.3%と、過半数を占める。
しかし、要介護高齢者は重症化リスクが高いため、外出やコミュニケーションの際には感染予防対策が求められる。
5類移行前と比較して、現在のワクチン接種の状況を質問したところ、回答者の41.8%がワクチン接種を受ける利用者が「減った」と回答した。また、利用者の家族の接種についても、回答者の66.6%が「減った」と回答している。
ケアマネジャーの予防意識の低下も見られた。定期的なワクチン接種の必要性を尋ねたところ、「ワクチン接種しなくてもよい」と答えたケアマネジャーは34.4%、家族に対しては40.5%にのぼった。
ケアマネジメント・オンラインでは、
重症化リスクが高い利用者については、外出やコミュニケーションを促進するとともにワクチン接種を勧める必要がある
(プレスリリースより)
として、
本人はもちろん、ケアマネや家族を含めた周囲の人々への啓発がこれまで以上に重要になってくる
(プレスリリースより)
とコメントしている。
※「ケアマネジメント・オンライン」調べ
(画像はプレスリリースより)

株式会社インターネットインフィニティーのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000182.000012000.htmlケアマネジメント・オンライン
https://www.caremanagement.jp/