具体的な事例とイラストで技術を理解
対人援助職のための面接や相談のスキルを解説する新刊『福祉・介護・医療の現場で役立つ イラストでわかる対人援助の技術』がナツメ社から発売された。B5判、208ページ、価格は2,420円(税込)である。
同書は社会福祉学が専門で文京学院大学人間学部人間福祉学科准教授の高橋明美(たかはしあけみ)氏と、医療ソーシャルワークが専門で同大同学部同学科准教授の篠原純史(しのはらあつし)氏による共著である。
対人援助で抱えがちなストレス対策も
対人援助職が接する相談者は、複数の困りごとを抱えていることが多い。明確な解決法を求めている場合もあるが、話を聞いてほしいと考えていることもあるだろう。求められているのは対人援助職としての対応であり、丁寧に話を聞きつつ、状況を整理し、問題解決への支援を行わなくてはならない。
相談者は混乱していることもあり、諸問題の優先順位もつけられない状態で相談に訪れているため、本当に困っていることが何なのか気付いていないこともある。相談者が実際に話していることだけではなく、そこにある背景や気持ちなども重要だ。
新刊では、対人援助の面接や相談で役立つ基本的な考え方と技術を解説する。そもそも、対人援助とは何なのか、事前の準備、観察、傾聴、理解、伝え方などを紹介。また、対人援助職が抱えがちなストレスや感情との向き合い方、対応方法なども解説されている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

福祉・介護・医療の現場で役立つイラストでわかる対人援助の技術 - ナツメ社
https://www.natsume.co.jp/books/19331