抱えがちな精神的ストレスや自己嫌悪感を軽減
認知症の人の自宅介護を行っている人などに向けた新刊『認知症の人に寄りそう・伝わる言葉かけ&接し方』が日本文芸社から発売された。四六判、192ページ、定価は1,650円(税込)となっている。
同書は社会福祉士で介護福祉士、山形県認知症介護指導者、社会福祉法人朝日敬慎会に所属する山川淳司氏と、介護福祉士で千葉県認知症介護指導者、医療法人社団愛友会介護老人保健施設ケアセンター習志野の介護係長の椎名淳一氏、メンタルトレーナーの加藤史子氏による共著である。
専門家によるヒント 介護する人の心のケアも
認知症になると、記憶のトラブルだけでなく、発言内容などにも症状があらわれてくる。在宅介護の場合、家族はその変化に気持ちや対応が追いつかなくなってしまう。どういう言葉をかけるべきか、どう接するべきかといった悩みを抱え、身体的負担に加え、精神的にも苦しさを抱えることになる。
認知症の人が見ている「世界」は、我々が見ている「世界」とは異なる点があり、認知症介護においては、その違いを理解する必要があるのだ。新刊では、介護現場で認知症の人の介護を行っているプロと、メンタルケアの専門家が認知症対応のヒントを紹介する。
認知症の人の行動ロジックから、困った行動をとってしまう理由を解説。それを踏まえた伝わる言葉かけや接し方のほか、介護する人の心のケアをする方法も紹介されている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

認知症の人に寄りそう・伝わる言葉かけ&接し方 - 株式会社日本文芸社
https://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b638759.html