介護する人にも必要な「言葉の力」
認知症介護に役立つ話し方の工夫などを掲載する新刊『認知症の人が元気になる 介護が楽になる ペップトーク~魔法の言葉かけ~』が中央法規出版から発売された。A5判、192ページ、価格は1,650円(税込)である。
著者は子育てコンシェルジュ、認知症介護サポーター、一般財団法人日本ペップトーク普及協会認定講師、一般社団法人日本コミュニケーションカード活用推進協会ベーシックトレーナーのおやのめぐみ氏で、日本ペップトーク普及協会が監修している。
認知症介護にも役立つペップトーク
ペップトークはスポーツ競技の試合前に監督やコーチなどが選手を激励するために行う短いスピーチとして生まれた。2023年、野球のWBC決勝戦の試合前に、大谷翔平選手がロッカールームで話した「憧れるのはやめましょう。勝つことだけを考えていきましょう」という言葉は、ペップトークの活用例だ。
認知症介護を行っていると、当事者を気遣いたいと思う一方で、募るイライラでネガティブな言葉を発してしまうことがある。シンプルでポジティブな言葉によるペップトークは、認知症介護でも活用することが可能で、認知症の人も介護者自身も元気にする。
子育て関連書を多数執筆してきた著者の夫が2022年に認知症と診断され、その頃、学び始めていたペップトークにより介護生活が明るく楽しくなることを実感。新刊では、介護でペップトークが必要な理由、認知症の人を元気にするペップトーク、介護者を元気にするセルフペップトークなどが掲載されている。
(画像は
Amazon.co.jpより)

認知症の人が元気になる 介護が楽になる ペップトーク~魔法の言葉かけ~ - 福祉 - 商品情報 - 中央法規出版
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